Facebook広告の運用代行。依頼前に確認すべき5箇条と成功のコツ

こちらの記事はFacebook広告をこれから始めてみたいと考えている方向けに、あとから「損」をしないように最初に読んで欲しいポイントをまとめました。
特にいま運用代行の会社を探していたり、これから運用を依頼しようと思っている方は、依頼をする前にぜひご覧ください。

「GoogleとYahoo!の広告は始めているけど、Facebookってどうなの?」
「代行会社ってどうやって選べばいいの?」
「最初は予算が少ないけど自社でやった方がいいのかな?」
「事前に何をしておけばいいのかな?」

上記のようなことで少しでも疑問や不安を感じていたら、本記事を最後まで読んでしっかりと悩みを解決してください!

目次
1:代行依頼する前に…
2:そもそも代行することのメリット・デメリットとは?
3:代行と自社運用、結局どっちがいいの?
4:Facebook広告を始める前に知っておくべきこと
5:まとめ

1:代行依頼する前に…

これからFacebookの代行依頼をしようと思っている方、もしくは探している最中のあなた、ちょっと待ってください!
そもそもFacebook広告って代理店を通さなくても、誰でも発注して広告配信することができるということをご存知ですか?
お金と知識さえあれば、今すぐ誰でも出稿することができてしまいます。
「え、うそ知らなかった!」という方は、Facebook広告を依頼する前に、まず自社で運用するべきか、それとも代理店に依頼するべきか、そこからもう一度再検討するべきでしょう。
そのためにも、まずは代理店と自社で運用することによるメリット・デメリットについて、最初はご説明したいと思います。

2:そもそも代行することのメリット・デメリットとは?

代行ではなく自社運用の場合、メリットとして代理店に支払う手数料がかからないという点は大きいと思います。
まだFacebook広告を掲載する前の皆様は、この広告の出稿によって反響が出るのか出ないのかまったくもって未知数な中で掲載を検討するわけですから、掲載当初からまとまった大きな予算を確保しづらい、なんて事情もあるのではないでしょうか?

仮に月5万円以下で運用しようと考えた場合、最低でも手数料が固定で3万円代理店に行くと仮定した場合(※もちろんもっと安いことも、もっと高いこともあります。ここでは仮に3万円としました)、実際に広告費用として使われるのが半分以下の2万円になってしまう計算になります。
この場合は、代理店にお願いするより自社で運用した方が丸々広告費として使えるためメリットは大きいといえます。

ただし、自社で運用しようとした場合、初期設定で苦労する可能性が非常に高いです。
先ほど、お金と知識があればすぐ出稿できると簡単に書いてしまいましたが(汗)、この知識が中々厄介で、普段広告の入稿や運用経験がない方からすると、実際入稿するところまでたどり着くだけで多くの時間を使ってしまうでしょう…。
その為、もし自社で運用しようと思った場合は、はじめに社内のリソースを充分確保した上で余裕があるときに実施することをオススメします。

それ以外にも、自社運用と代理店運用では様々なメリット・デメリットが存在しています。
下にそれぞれ表にしてまとめているので確認してみてください。
特にコストの問題にフォーカスされがちですが、コストだけにとどまらず、運用リソースや運用ノウハウなど、様々なメリット、デメリットが存在しています。

代行のメリットデメリット比較表

3:代行と自社運用、結局どっちがいいの?

結局どちらにするべきか判断できない場合は、先ほどのメリット・デメリットの冒頭でもお伝えした通り、予算の額を元に決めてしまうのが良いでしょう。
月5万円くらいの少額予算でしたら、まずは自社で運用してみて判断するのも1つの手です。

「Facebookは月5万円以下の少ない予算で始めたいけど、自社で運用するためのリソースが割けない…。」

そういった場合で、GoogleやYahoo!などリスティング広告の運用についても検討しているようでしたら、検討している代理店へ一緒にFacebook広告の出稿について相談してみてください。
Facebookの媒体予算が少なくても、リスティングで充分利益が確保できている場合は、相談に応じてくれる可能性があります。

4:Facebook広告を始める前に知っておくべきこと

代行するべきか自社運用にするか判断できたら、次にFacebook広告を始める前に最低限知っておきたいポイントについて理解しましょう。
筆者が実際にFacebook広告を運用していて気付いた「事前準備で成果を底上げできるポイント」についてもご紹介しています。
「運用開始する前に見ておけばよかったっ!」とならないように、しっかりと目を通してくださいね。

その1:Facebook広告の費用ってどれぐらい?

Facebookの費用のイメージ画像

「Facebookの最低出稿っていくらですか?」
よくクライアントさんからこのように質問されます。やってみたいけど予算が少なく、最低出稿金額を心配されているクライアントさんは非常に多いです。

一応、Facebookは1日に設定しなければならない下限の金額が決められています。
出す広告のメニューによっても金額は異なるのですが、クリックや動画再生などの一般的な広告のタイプですと、1つのキャンペーンで1日に5ドル以上となります。
「ドル」と書いたとおり下限額は米ドルになるため、そこから今の日本の通貨に換算して実際の下限額を求める必要があります。
…ちょっとめんどくさいですね!
まあ概ね、1日500円前後が最低額だと覚えておけば良いでしょう。
少なくとも1ヶ月運用するなら1万5千円以上は必要になるということです。
ちなみに1日500円以上の設定さえ守れば、「1日だけ配信する」などド短期配信も可能ですので、予算が限られている場合は期間を減らして対応してみてください。

ただし、代理店を通す場合は、会社ごとに最低出稿金額が決まっている可能性もありますので、依頼する際には必ずいくらから出稿できるのか確認しましょう。

その2:Facebook広告の強みと弱み

インターネット広告にはGoogleやYahoo!など有名な広告媒体がありますが、他媒体と比較してFacebookは何が優れているのでしょう?

最大の強みとなっているのは「ターゲティング精度」の高さです!
なぜターゲット精度が高いのかというとFacebookのユーザーは最初のアカウント登録で、氏名や年齢・性別・住所・言語などを自分で入力するため、オーディエンスデータが正確なのです。
なおGoogleも年齢や性別などでターゲティングは可能ですが、その仕組みは、ユーザーが見るサイトなどのカテゴリからユーザー像を推測しているだけなのでFacebookに比べて圧倒的に精度が低いです。
また、いいねしているページなどによって、非常に細かくユーザーの趣味嗜好が分類されているため、(Facebookに登録されている場合に限りますが)特定の有名人や映画名など、細かい趣味趣向のターゲットが可能となっています。

反面、Facebookに登録しているユーザーにしか広告配信されないため、GoogleやYahoo!に比べてリーチできる層が限られてしまうという弱みがあります。
商品やターゲット層にもよりますが、もし自社のブランディングのため「とにかく広く」広告をリーチすることを目標にするなら、GDN・YDNを優先してFacebookは第三の矢として検討するのが良いでしょう。

また、自ら積極的に欲しいものや欲しい情報を求めているユーザーが対象の検索広告と違い、Facebookはタイムライン上で情報を流し見ているユーザーが対象になるため、いますぐ消費行動に移りにくいといった特徴もあります。

その3:Facebook広告でできること

Facebookは他媒体に比べて目的に合わせた様々な目的の広告が作れます。
動画を見せたいのであれば「動画視聴目標」、サイトに誘導させたいのであれば「トラフィック目標」、メルマガの登録者数を増やしたいのであれば「リード獲得目標」など、多すぎるくらいメニューが存在しています。そんな多すぎるメニューを表にしてまとめてみました。

Facebook広告の目的一覧
Facebook広告の目的一覧表
※2017年10月18日現在

ちなみにこちらの広告メニューは現在進行系で増えたり統合されたりを繰り返しています。
筆者はそれなりにFacebookの運用経験が豊富な方だと思いますが、入稿するたび新しい発見があります(笑)
それぐらい新陳代謝が激しいです。
そのため最新の情報はFacebook広告の管理画面から確認するようにしてください。

その4:Facebookページ使ってる?

Facebookページのイメージ

広告とセットで考えて欲しいのは「Facebookページ」です。
知らない方のため簡単に説明しますと、FacebookページというのはFacebook上で作れるビジネス用のホームページのようなもので、商品やサービスの最新情報などを投稿することで、ページのファンになってくれているユーザーと積極的に交流することができます。

そもそもFacebook広告を配信する場合、このFacebookページの名義で配信されることになるため、広告を配信する場合は絶対に用意しなければなりません。
(代理店が持っているFacebookページなど別名義からでも配信は可能です)

ページアカウントを作るだけで広告配信はできるのですが、長期的に反響を取り続けていくためにFacebookページの運用はぜひ検討して欲しいです。
時間はかかりますが、地道にファンを増やしていくことで、広告費用を掛けず投稿するだけで成果が得られるようになります。
新しい商品がリリースされたなど、何か配信できる情報があるならば積極的に投稿していきましょう。
日々投稿することでユーザーから「いいね」や「コメント」など何かしら反響をもらえるので商品企画や開発といった市場調査にも役立てられますよ。

ちなみに広告運用とセットでページ運用を行っている代理店もあるため、広告依頼する際、一緒に相談してみてください。
(なお筆者が所属している代理店もFacebookページ運用を請け負っていますよ)

その5:使える素材はたくさん用意しよう

先の3でも紹介したようにFacebook広告ではたくさんのメニューで広告配信が可能です。
細かい話になりますが、トラフィック(サイトのクリック誘導)目的の中だけでも、配信する広告内でバナー(画像)を使うことや動画を使うこともできます。

動画なんてわざわざ用意できないという方でも、画像を繋げることで動画のような動きを作れる「スライドショー広告」という機能があります。
そのため最初に複数のバナーを用意しておけば、バリエーションの幅が広がります!

たかがバナーと侮ることなかれ…。このバナーがFacebook広告の成果に大きな影響を与えます!

筆者が過去に運用したFacebookアカウントにおいても、バナーによって極端にクリック単価が異なりました。

化粧品サイトのイメージ

■化粧品のサイト誘導広告の事例

画像1:クリック単価  65円
画像2:クリック単価 180円

上記の場合、単価の差が115円もあります。
これだけだとよく分からないため、例として10万円と50万円で運用した場合、実際どれぐらいのクリックが取れるのか計算しました。

■予算10万円の場合

画像1:10万円÷65円=約,538クリック
画像2:10万円÷180円=約555クリック

その差、983クリック

■予算50万円の場合

画像1:50万円÷65円=約7,692クリック
画像2:50万円÷180円=約2,777クリック

その差、4,915クリック

なんと、10万円なら983クリック、50万円だと4,915クリックもの差になってしまいます。

なぜこれだけ大きな差が生まれるのかというと、FacebookはCTR(クリック率)によって関連度スコアが評価され、それによってクリック単価が安くなる傾向(注1)にあるからです。

関連度スコアを上げて成果を拡大するためにもっとも効率的な方法は、とにかく複数のバナーを入れて検証することです。
Facebook広告は同時に複数のバナーで効果検証を行えるため、最初にできるだけたくさんのバナーを用意して検証してしまった方が、より短期間で成果の拡大を狙えます。
始める前にできるだけたくさんのバナーを用意するようにしてください。

(注1)実際にどのようなロジックで単価が決まっているのかは公開されていません

5:まとめ

いかがでしたか?
まずはFacebookを自社運用するか代理店に依頼するか判断してください。
繰り返しとなりますがFacebookの場合、やってみたいけどあまり多くの予算が使えないという相談が多いです。
予算が少ない場合は、筆者はまず自社運用することをオススメします。
少ない予算の中から手数料まで削られてしまったら検証すらままならないですからね。

その上で、今回挙げたFacebook広告のポイントを参考にしてみてください。
実施することが必ずしも正解ではないので、もし自社の案件には不向きだなと感じた場合は、やらないという選択もありでしょう。