悪質なスパムとGoogleが見なすSEO対策

【目次】
1:Googleが示すスパム行為
2:Googleが「悪質なスパム」と見なすスパム行為
3:【悪質なスパム】自動生成されたコンテンツとは
4:【悪質なスパム】クローキングとは
5:【悪質なスパム】無断複製されたコンテンツとは
6:スパム判定された際のペナルティ
7:ペナルティを課された際の対処
8:メッセージを無視し続けた場合
9:まとめ

1:Googleが示すスパム行為

以前の記事(https://digimas.jp/seo/20000001/)でGoogleが「ウェブスパム」として定義し、SearchConsoleヘルプにて示されている「スパム行為のある構造化マークアップ」について解説しました。
本記事では「悪質なスパム」について解説します。
ペナルティによるダメージを受けないためにも、何が正しくて何が不正と見なされるのかを理解しましょう。

2:Googleが「悪質なスパム」と見なすスパム行為

スパムに悪質か良質かの違いがあるのかはさておき、SearchConsoleの[手動による対策]ページに「悪質なスパム」としてメッセージが届く場合の例として以下の3つが示されています。

1.自動的に意味不明なテキストを生成

2.クローキング

3.他のウェブサイトからコンテンツを無断でコピー(無断複製)

[手動による対策]ページに「悪質なスパム」としてメッセージが届くケースとしては、この3つ以外にも「その他のGoogleの品質に関するガイドラインに大きく違反している」場合もあるとのことですが、本記事でも前述の3項目について解説していきます。

3:【悪質なスパム】自動生成されたコンテンツとは

Googleは自動的に生成されたコンテンツの定義として以下のように明示しています。

自動的に生成されたコンテンツ(「自動生成コンテンツ」)とは、プログラムによって生成されたコンテンツのことです。多くの場合、読者にとって意味を持たないが、特定の検索キーワードを含むでたらめな内容の段落で構成されています。

出典:SearchConsoleヘルプ~自動生成されたコンテンツ~

ことの発端はSEO業者が外部リンクサイトとしてサイトを量産する手法として用いた「ワードサラダ」にあります。
この「ワードサラダ」とは、ある特定の文章内の一部の単語を全置換する等してターゲットキーワードに置き換える手法で、これを用いて特定のキーワードをテーマとするサイトを短時間で量産した経緯があります。
ところがこういった文章は文脈がデタラメで人が読んでも意味不明なものとなっており、とてもユーザーに有益なものとは言えない「検索エンジンをあざむく」ために存在しているサイトです。
また、「ワードサラダ」以外にも、既存のページの文章を別のテンプレートにて移植したり、RSS等の情報を転用したりするだけで十分な付加価値を加えることのない所謂コピーコンテンツも「自動生成」の一種と見なされます。
複数のサイトの文章をつなぎ合わせるだけのページも同様です。

検索エンジンの性能がまだ低かった頃は、ページを評価するアルゴリズムが言わば短絡的だったので効果が発揮されていましたが、文脈を理解する能力が高まっている昨今ではこういった「自動生成されたコンテンツ」はスパムと判定され処罰の対象となります。
このような手法にて自サイトのコンテンツを増やすことはもちろん、そのようなサイトからリンクを受けることは避けるようにしましょう。

4:【悪質なスパム】クローキングとは

Googleはクローキングの定義として以下のように明示しています。

クローキングとは、人間のユーザーと検索エンジンに対しそれぞれ異なるコンテンツまたはURLを表示することです。

出典:SearchConsoleヘルプ~クローキング~

これも前述の自動生成コンテンツ同様、検索エンジンをあざむくための手法として横行されたもので、ユーザーを誘導するページとは別に検索エンジンから高評価を得るためのページを用意し、検索エンジンのクローラーは後者に誘導するといった手法が発端となっております。

JavaScriptや画像、最近は少なくなりましたがFlashを用いて表現する構成は検索エンジンに内容を把握してもらいにくいために、「検索エンジンを騙す」意図ではなく、「検索エンジンに正しく内容を理解させる」といった意図であったとしても、ユーザーと検索エンジンとで誘導するページを変える行為は『全て』クローキングと見なされると考えるのが妥当です。
そういった場合はnoscriptタグやalt属性を活用し、ユーザー向けの情報と『同一』の情報を検索エンジンに把握してもらえるような対応をするようにしましょう。

また、悪意のある第三者によってサイトがハッキングされ、知らぬ間にクローキングが仕込まれてしまうケースもありますが、そういったケースでもSearchConsoleにメッセージが届きますので、SearchConsoleの「メッセージ」および「手動による対策」は小まめにチェックするようにしましょう。
尚、ハッキングに関してはまた別の機会に解説させて頂きます。

5:【悪質なスパム】無断複製されたコンテンツとは

こちらに関しては、Googleによる定義を確認するまでも無いでしょう。
前述の自動生成の解説でも触れた通り、どんなに魅力的なコンテンツであったとしても、既存のコンテンツを転載するだけのページは、仮にそのコンテンツのオーナーに許可を得ていたとしても、それを検索エンジンが把握することが出来なければ「無断複製されたコンテンツ」と見なされることと思います。
既存の文章を流用する際は引用符を記載の上「一部のみの引用」に留め、全体的な内容は独自に用意したコンテンツにて十分に付加価値のあるページを構成するようにしましょう。

6:スパム判定された際のペナルティ

「悪質なスパム」と見なされた場合、構造化マークアップをスパム判定された場合と同様に、GoogleはSearchConsole内の「手動による対策」ページに処罰された旨が表示されます。
同様の行為が単一のページのみならずサイト全体で見られた場合の対処も構造化マークアップをスパム判定された場合と同様です。
スパムの内容が「悪質」なだけに、検索順位の大幅な下落に繋がる可能性が高いので、前述のような手法は活用しないようにし、「手動による対策」に当該のメッセージが届いた際は、速やかに対処するようにしましょう。

7:ペナルティを課された際の対処

1.「手動による対策」に届いたメッセージをよく読み、どのページのどういった記述がスパム判定されたのかを明確にしましょう。

特定のページのURLが示されない場合でも、ハッキングによるクローキングはともかくとして、当該の手法が用いられているページの特定は難しくないことと思います。

2.ペナルティ対象となる部分を削除し、ガイドラインに準拠させましょう。

3.修正・削除が完了したら、再審査リクエストをGoogleに送信して下さい。

ペナルティの対象が「悪質」であるが故に、解除されるまでには多くの時間を要する可能性がありますが、反省しながら待つ以外にありません。

8:メッセージを無視し続けた場合

この場合、メッセージを無視して良いことは何もありません。
逆に解除されるまでの時間が長期化してしまったり、インデックスから削除されてしまうなどという事態に陥る可能性も否定できません。
メッセージが届いた際は速やかに対処した上で再審査リクエストを送信することを推奨いたします。

9:まとめ

「悪質なスパム」に関しては、もはや言い逃れの余地がないスパム行為で、目に見えた損害を被ることになります。
ユーザーにとって有益な情報を提供するサイトを主体的に見極め発信したいと考えているにもかかわらず、判断を惑わすような行為をするサイトをGoogleは見過ごす訳にはいかないと考えているのでしょう。
何はともあれ、Googleというプラットフォームで活動する以上は、プラットフォームで定めるルールを守り、ユーザーへの有益な情報提供に徹しましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

【合同会社オリオンワークス/代表】 1992年 中小広告代理店にて新聞・雑誌等紙媒体を中心に営業および制作業務を担当。1999年にデジタル部門を立ち上げ、同年よりSEOサービスの提供を開始。2005年に大手ネット専業広告代理店に営業職にて入社。翌々年SEO部門長就任以来一貫してSEO事業に従事。
2017年1月に合同会社オリオンワークスを設立。DigimasではSEO関連記事を担当。