構造化マークアップでのスパム判定

スパム判定のイメージ画像

目次
1:Googleが示すスパム行為
2:スパム行為のある構造化マークアップ
3:スパム判定された際のペナルティ
4:ペナルティを課された際の対処
5:メッセージを無視し続けた場合
6:まとめ

1:Googleが示すスパム行為

Googleをだまして検索ランキングを不当に上げようとする行為をGoogleは「ウェブスパム」として定義しています。
意図的か否かに関わらず「ウェブスパム」と定義されている行為が見つかると何らかの処罰を受け、悪質であると判定されると、最悪の場合対象のページやサイトがインデックスから削除され自然検索からの流入が途絶えてしまう可能性もあります。
GoogleのSearchConsoleヘルプにて示されているスパム行為は以下の5項目です。

1.スパム行為のある構造化マークアップ
2.悪質なスパム
3.スパム行為のある無料ホスト
4.ユーザー生成スパム
5.クローキング、不正なリダイレクト

本記事では「スパム行為のある構造化マークアップ」について解説していきます。
ペナルティによるダメージを受けないためにも、何が正しくて何が不正と見なされるのかを理解しましょう。

2:スパム行為のある構造化マークアップ

そもそも構造化マークアップとは何かという話については別途詳しく解説しようと思います。
簡単に説明すると、コンピュータがそのページで何が書かれているのかを理解するために、一定のルールに則った記述方法にてメタデータに補足情報が記述されたサイトを「セマンティックWeb」といい、その記述方法を「構造化マークアップ」といいます。

構造化マークアップはGoogleを始めとする世の中の様々なエンジンによる情報の理解力は日進月歩で発展していっていますが、より正確に理解するために明確なルールのもと情報を明示していくために規格されたものであるといえるでしょう。
Googleではいくつかある構造化マークアップの規格それぞれのいくつかの情報をどのように採用するかということを明示しており、これが「構造化マークアップに関するガイドライン」です。

ところで、何故構造化マークアップをするのかですが、これもまた別の機会に解説しようと思います。
みなさんは自然検索結果にパンくずリストやレビューの一部が表示されているのを見たことはありますでしょうか。
あれは構造化マークアップによって記述されている内容が採用され表示されています。
記述すれば必ず表示されるといった性質のものではありませんが、記述がなければ表示されることはありません。
今のところは表示されることが検索順位に影響を及ぼすことはありませんが、表示されていればクリック率に多少なりとも影響があるものと思われ、表示される可能性があるのであれば構造化マークアップによりサイトの内容を記述しない理由は特にないという訳です。

では、スパム行為のある構造化マークアップとはどういったものかというと、要はサイト内にあること無いことを構造化マークアップで情報を埋め込むことをスパム行為としており、Googleはそれを禁じているのです。
サイト内に無い情報が検索結果に添えられて表示され、それを信じた検索ユーザーがそのサイトを訪れたのに全く関係ないコンテンツだったとしたら、Googleがユーザーに誤解と不利益を与えているといった構図になってしまいますよね。
そうならないようにGoogleが各Webページを監視し対処しているのです。

3:スパム判定された際のペナルティ

構造化マークアップをスパム判定された場合、GoogleはSearchConsole内の「手動による対策」ページに[部分一致]というメッセージの下に構造化データに関するガイドラインに準拠していない旨を表示します。
その上で、対象ページが検索結果に表示された際には構造化マークアップした付帯情報は表示されなくなります。

同様の行為が単一のページのみならずサイト全体で見られた場合には、[サイト全体の一致]というメッセージの下に、単一ページの場合と同様のメッセージが届きます。
いずれの場合も、構造化マークアップされた内容が表示されなくなることはもとより、検索順位の下落に繋がる可能性も否めないので、前提として構造化マークアップの誤った活用はしないようにし、「手動による対策」に当該のメッセージが届いた際は、速やかに対処するようにしましょう。

4:ペナルティを課された際の対処

1.「手動による対策」に届いたメッセージをよく読み、どのページのどういった記述がスパム判定されたのかを明確にしましょう。

特定のページのURLが示されない場合はかなり特定するのに苦労するかもしれませんが、対処しない限り基本的にペナルティが解除されることはありません。
サイト内で構造化マークアップが記述されているページを抽出し、しらみつぶしにでも調査する必要があります。

2.構造化マークアップにより記述されている内容がGoogleの構造化データに関するガイドラインに違反していないかを確認しましょう。

このガイドラインは日本語訳されたページはない(私は知らない)ので、翻訳ソフトやサイトを使うなどして把握する必要はあります。
まずはページ内に記載されていない情報を無理やり構造化マークアップの設定項目に記述しているようなページを疑いましょう。

3.ページ内の情報と構造化マークアップにより記述されている内容に齟齬があるようであれば、その部分を削除しましょう。

前項で述べた通り、ページ内に記載されていない情報が構造化マークアップで無理やり記述されていたりしたら、そういった箇所は削除してしまうのが賢明です。
表示されるかどうか分からない機能のために、ありもしない情報を埋め込んでペナルティを課されていては本末転倒ですよね。

4.修正・削除が完了したら、再審査リクエストをGoogleに送信しましょう。

ペナルティの対象の特定が間違っていたり、修正項目がペナルティの対象ではなかった場合には、再度同じ工程を繰り返す必要があります。
しかしもう気合と根性で対応していく以外に策はありません。頑張りましょう。

5:メッセージを無視し続けた場合

言うまでもありませんが「どうせ確実に表示されるとは思っていなかったので、表示されないだけなら放っておいても良いか」などとGoogleを侮ってそのまま放置し続けているのは感心しません。
最初はランキングに影響がなかったとしても、「ある日突然、多くのキーワードで検索結果から消失した」などという大事態に陥る可能性も否定できません。
メッセージが届いた際は速やかに対処した上で再審査リクエストを送信することを推奨いたします。

6:まとめ

スパム行為は往々にして、利便性を追求して追加した機能を逆手に取って出し抜こうとするズル賢い人が編み出す荒業である場合が多いように思いますが、構造化マークアップに関してもやはり同じようにスパム行為が散見されることによるGoogleの対応のようですね。
Googleの基本姿勢は、「ユーザー至上主義」であり、ユーザーにとって有益な情報を提供するための機能を悪用することは断じて許すことはできないということなのでしょうね。
何はともあれ、Googleというプラットフォームで活動する以上は、プラットフォームで定めるルールを守り、ユーザーへの有益な情報提供に徹しましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

【合同会社オリオンワークス/代表】 1992年 中小広告代理店にて新聞・雑誌等紙媒体を中心に営業および制作業務を担当。1999年にデジタル部門を立ち上げ、同年よりSEOサービスの提供を開始。2005年に大手ネット専業広告代理店に営業職にて入社。翌々年SEO部門長就任以来一貫してSEO事業に従事。
2017年1月に合同会社オリオンワークスを設立。DigimasではSEO関連記事を担当。