Webマーケティングとは?集客から分析まで20の手法を徹底解説

目次
1:そもそもマーケティングとは
2:Webマーケティングとは
3:手法一覧
4:Webマーケティングのこれから

1:そもそもマーケティングとは

マーケティングと聞いて、皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか?
マーケティングという言葉を聞いたことのある人は多いと思いますが、マーケティングから思い浮かべることや接する場面は人それぞれ違っているかもしれません。
たくさんの市場調査のデータとにらめっこしていたり、商品を売るためにどんな仕掛けを作っていこうか考えている様子であったり、街中や電車の中の広告や、あるいはお店に並んでいる色とりどりのPOPやカタログなどを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?

Webマーケティングの話に入る前に、まずはそもそもマーケティングとは一体何を目的にしているのかを解説していきます。
日本マーケティング協会ではマーケティングのことをこのように定義しています。

「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」
出典:マーケティング-wikipedia

また“もしドラ”で一躍有名となったP・F・ドラッカーは、マーケティングの理想について

「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである」
出典:マネジメント【エッセンシャル版】

という言葉を残しています。
マーケティングの目的は、マーケティングを行う側からすると「販売しなくても売れるようにすること」です。
販売をしなくてもお客様が自然に買いたくなるなら、いますぐマーケティングを始めたくなりますね。
日々多くのマーケティング担当者はこの自然に買ってもらえるような仕組みづくりをしています。

2:Webマーケティングとは

マーケティングの目的が分かったところで、次はWebに絞ったマーケティングについて解説していきます。
その名の通り、Webマーケティングでは使うものがWebなので、Webマーケティングとは、「Webを使って、販売しなくても売れるようにすること」です。

3:手法の一覧

ここからはWebマーケティングの具体的な手法を挙げていきます。
手法にもそれぞれ目的があり、大きく分けると集客・接客・再来訪・分析・育成の5つです。
達成したい目標によって、行うべき手法も異なります。

■集客のための手法

集客のための手法イメージ画像

手法1:SEO(検索エンジン最適化)
SEO(Search Engine Optimization)はユーザーが検索したとき、検索結果で自社のサイトが上位に掲載されるようにする手法です。
お金をかけても必ず上位に掲載できるとは限りませんが、長く続けることで露出を増やせる手法です。

手法2:リスティング広告
リスティング広告とは、検索結果画面や関連サイトに広告を出す手法です。
リスティング広告には「検索連動型広告」というユーザーの検索した語句に連動して表示される広告と、「コンテンツ連動型広告(ディスプレイ広告)」というサイトや記事内で表示される広告の2種類があります。
「検索連動型広告」は、お金をかけることで自然検索よりも上部に掲載できる可能性があり、比較的即効性のある広告です。
また「コンテンツ連動型広告(ディスプレイ広告)」は、サイトや記事を閲覧しているユーザーに広く認知させることのできる拡散性のある広告です。

手法3:アドネットワーク広告
「ディスプレイネットワーク広告」とも呼ばれていて、ユーザーがみている通常のWebサイト内の広告枠に表示される広告です。
どんなユーザーに配信したいか、またどんなサイトで表示されたいか、この2つを組み合わせて潜在層のユーザーに広くアプローチできるのが強みです。

手法4:アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、ユーザーがコンバージョンした場合に広告費が発生する成果報酬型広告です。
購入・資料請求などのユーザーの最終アクションをコンバージョンとするため、そこまで至らなかった掲載やクリックに対しては費用が発生しないのが特徴です。

手法5:ソーシャルメディアマーケティング
まずソーシャルメディアとは、マスメディアと異なり情報の受け取りだけでなく発信もできるメディアのことを指します。(ソーシャルメディアの中にSNSが含まれています。)
このソーシャルメディア内で自社ブランドのアカウントを作成し、ユーザーとコミュニケーションを行ったり、広告の配信を行うなど、ユーザーとのつながりを構築する手法がソーシャルメディアマーケティングです。

手法6:SNS広告
ソーシャルメディアマーケティングでも少し触れましたが、SNS内で広告の配信を行う手法です。
広告の配信だけでなく、あらかじめアカウントを開設しておくことで日々ユーザーとの接点を持つこともできます。
ユーザーと比較的ラフにコミュニケーションができることや興味をもったユーザーが他ユーザーに拡散してくれるという強みがあります。

手法7:コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングは、ユーザーにとってためになるコンテンツを発信することで、自社に興味を持ってもらい、ファンになってもらうことを目的とした手法です。
広告と違い、自然な形で情報を拡散できるため「売り込まれた」という印象を持たれにくく、また継続的に良いコンテンツを発信し続けることで自社に良い印象を持ってもらえる手法でもあります。

手法8:DSP(デマンドサイドプラットフォーム)
DSP (Demand-Side-Platform) は、広告配信のためのツールであり効果の最大化を目的としたツールです。
ターゲットや予算の設定、表示したいバナーの入稿をするだけで、DSPがたくさんある広告枠に自動で最適な配信をしてくれるのが特徴です。
これまでは1つ1つの広告枠を買い付けていたため、出稿するだけでもたくさんの作業が発生していましたが、現在はDSPの登場により、広告主側は最低限の作業でより効果の高い配信を行える環境が整っています。

手法9:ターゲティングメール
ターゲティングメールは、簡単にいえばメルマガ配信のことです。
ただし、一斉送信のメール配信を指すのではなく、メルマガ配信を希望しているユーザーのうち、ユーザーの属性に合わせて内容の異なるメールを配信する手法です。
全員に告知したい内容であれば配信希望をしているユーザー全員に一括送信で済みますが、ある特定のユーザーや興味関心のありそうなユーザーに向けて配信したい、という内容もあります。
そんなときに、配信ターゲットをあらかじめ抽出するなどのひと手間をかけて、届けたい情報を届けたいユーザーに的確に届けることを目的とした手法です。

手法10:純広告
純広告は、特定のWebサイトの特定の広告枠を買って掲載する手法です。
ユーザー属性や掲載期間などを絞って配信することもでき、買い付けができれば必ずその枠に掲載されるのが特徴です。
ブランディングなど、短期間に露出させるには効果的な手法ですが、ひと枠あたりの料金が高く、予算がある程度必要な手法でもあります。

手法11:動画広告
動画広告とは、動画ファイルをクリエイティブとして広告を配信する手法です。
動画ファイルはMP4などの動画ファイルを媒体にアップロードする場合もありますし、YouTubeなどのサイトにアップロードしたものを広告として流用するものもあります。
動画広告素材の配信手法としては、動画サイトなどの動画の再生前や再生中にCMの用に差し込まれるインストリーム広告と、バナー広告などの広告枠の中に動画が埋め込まれている場合などがあります。
動画広告を見てもらい認知を獲得するとともに、興味を持ってもらったユーザーを自社サイトに誘導することもできます。
どちらかというとユーザーのアクションを期待して配信するというよりも、動画をみせて自社商品を認知してもらうことを目的に掲載することがほとんどです。

手法12:ネイティブ広告
ネイティブ広告とは、インフィード広告をはじめとしたWebサイトのコンテンツに溶け込んだクリエイティブを活用した広告手法です。
特にスマートフォン向けの広告枠に多く用いられる手法で、「記事LP」と言われる広告色の濃い売り込み型のランディングページではない、記事主体のランディングページへの誘引に使われたり、コンテンツマーケティングに取り組んでいる企業のオウンドメディアへの誘引に使われたりします。
メディアのコンテンツに溶け込んで自然に見える広告のため、コンテンツをしっかり読んでもらいやすいという傾向があります。

■接客のための手法

接客のための手法イメージ画像

手法13:LPO(ランディングページ最適化)
LPO( Landing Page Optimization)とは、自社サイトでユーザーが最初に訪れるページ(ランディングページ)を最適化することです。
最適化とは具体的に、ユーザーのニーズに合致するようなサイトデザインに変更する、見積りや問い合わせのボタンを分かりやすい位置に置くなど、ユーザーにとって使いやすいページ作りをすることです。
せっかく訪れたユーザーが自社サイトから離れてしまわないようにするのが目的の手法です。

手法14:Web接客ツール
Webでも接客ができるの?と驚いた方もいるかもしれません。
Web上でも、リアル店舗と同じようにユーザーに合わせて適切な情報を伝えることができます。
それがWeb接客ツールです。
この手法を使うと、初めて訪れたユーザーとすでに顧客となっているユーザーとで別々のセール案内を出すなど、ユーザーに合わせた適切な情報を表示することができ、他社サイトと差別化を図ることができます。

手法15:EFO(エントリーフォーム最適化)
EFO(Entry-form Optimization)とは、申し込みやユーザー登録などの際に使う入力フォームをユーザーにとって使い勝手の良いフォームにすることです。
フォームが使いづらいというだけで、「買いたい商品があったが諦めた」「他のサイトで買った」というユーザーがいたらもったいないですよね。
こうした離脱を防ぐのが目的の手法です。

■再来訪のための手法

再来訪のための手法イメージ画像

手法16:リターゲティング広告
1度自社を訪れたことのあるユーザーに対して広告を出す手法です。
これにはまず、自社を訪れたユーザーをカウントする仕掛けをしたり、カウントされたユーザーのリストを作ったりする準備が必要です。
少し準備が必要ですが、1度は自社サイトに興味を持ってくれたユーザーですので、別のアプローチをする、またはリマインドすることで何かアクションを起こしてくれる可能性があります。

手法17:メールマーケティング
配信を希望する全ユーザーに一斉送信するのではなく、届けたいユーザー、起こしてほしいアクション、アクションしたくなる情報を整理して戦略的にメールを配信するのがメールマーケティングです。
これまでの手法を見ているとわかるように、画一的な配信ではユーザーに響きにくい時代になっています。
適切なユーザーに適切な配信をして、「みんな一緒」のメッセージではなく「あなただけ」のメッセージとして受け取ってもらうことは、Webマーケティングだけでなく、メールマーケティングでもいまや必須となっています。

■分析のための手法

分析のための手法イメージ画像

手法18:アクセス解析
アクセス解析とはアクセスに関わるすべてのデータを取得して、解析していくことを指します。
たとえば、自社サイトに来たユーザーは検索結果から来たのか広告をクリックして来たのかというデータや、自社サイトでの滞在時間のデータなど、ほかにも多くのデータを解析ツールで取得し、改善に向けて解析をします。
代表的なツールにはGoogle Analyticsなどがあります。

手法19:ヒートマップツール
ヒートマップツールとは、自社サイトの訪問者がサイト上のどこを見ているかを可視化するツールのことです。
マウスの動きなどが多い部分を赤、動きがあまりないところを青で表示するサーモグラフィーのようなものです。
このツールを使うことで、ユーザーが自社サイトのどこに関心があるのかを把握し自社サイトの改善に役立てることができます。

■顧客育成のための手法

顧客育成のための手法イメージ画像

手法20:マーケティングオートメーション
マーケティングオートメーション(Marketing Automation)とは、名刺データや展示会データ、セミナー参加者などのバラバラな顧客データを統合・分類し、顧客ごとのスコアリングや、事前に設計したシナリオに基づいた顧客への接触を自動で行うことで、特にB to B領域におけるセールス活動の効率を高める仕組みのことです。
略してMA(エム・エー)と呼ぶこともあります。

具体的な利点は、顧客管理・メール配信・Web解析などを1つのツール内ででき、営業活動の効率化につながる点です。
たとえば、複数のユーザーがセミナーに出席していて、なおかつWebページも閲覧したとき、その行動の履歴を1つ1つ人の手で管理するのはとても大変です。
そんな複数のユーザーデータを名寄せして一括管理ができ、またその行動データから、今接触すべきユーザーは誰なのかをスコアリングしたり、あるいはユーザー行動や属性ごとにセグメンテーションしたメール配信などOne to Oneのコミュニケーションを自動で行うことができます。

4:Webマーケティングのこれから

大きく分けて5つの分類「集客」「接客」「再来訪」「分析」「顧客育成」について、それぞれの具体的な手法20種を紹介してきましたが、今この瞬間も新しい手法が次々と登場してきています。
当初は研究用・軍事用として開発されたインターネットがここまで普及し、さらにマーケティング活動に活用されはじめ、未だに次々と新しいテクノロジーが登場するとは、インターネットの黎明期にだれが予測したでしょうか。

[参考:Web広告のいまむかし]

1970年代…インターネットの誕生。
1980年代…日本でインターネットが普及し始める。
1990年代…初めてのバナー広告が配信され、アフィリエイト広告も登場する。
2000年代…SEO対策が注目され、リスティング広告が登場し注目を集める。ガラケー全盛
2010年代…スマホ広告が注目される。動画、ネイティブアド、DSP等、アドテクの発展

例えば、現在はWebプロモーションの主流となりつつあるスマートフォンの歴史なんて、ほんの10年程度なのですから技術の進歩とは早いものです。
Webマーケティングの手法は、その需要の高まりと技術の進歩によって日々進化し続けますから、最新情報は常に追いかけていかないといけませんね。

自分で運用するのは難しいと感じている方、何からやっていいかわからないという方、まずはプロに相談してみてはいかがでしょうか?

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