リスティング広告が表示されない?プロが教える原因と対策全12種類

源さん:
「おい、ふじもっちゃん。元気にやっとるか?」

ふじもっちゃん:
「あ、これは商店街会長の源さん。おはようございます。」

源さん:
「よう、最近お前さんの店の売上はどないや?」

ふじもっちゃん:
「いや~なかなか厳しいですね。この時代なかなか私の店に靴を買いに来てくれませんよ」

源さん:
「せやな。なかなか商店街の人通りも少ないもんな。あ~でもふじもっちゃん最近、ネット広告始めるって言ってたやんか?あれはどないやねん。」

ふじもっちゃん:
「いや~それがそっちもさっぱりで。そもそも全然僕が考えた広告が表示されないんですよ。」

源さん:
「広告が表示されないってどういうことや?」

ふじもっちゃん:
「広告代理店やっている友達から、リスティング広告のやり方を聞いたんですよ。それで何とかして設定完了して、これで広告出るぞと思ったんです。だけど、検索しても検索しても広告が出てこないんですよ~!!!」

源さん:
「なるほどそれで、地団駄を踏んでいるのか。靴屋だけに。」

ふじもっちゃん:
「こんなんだからネット広告なんてよくわからないものやりたくなかったんですよ~。」

源さん:
「二の足を踏んでいたんやな。靴屋だけに。」

ふじもっちゃん:
「結構お金も時間も投資したのに、利益が出ないなんて最悪ですよ。」

源さん:
「踏んだり蹴ったりというわけか、靴屋だけに。」「せやけど、商売っていうものは色んな場数を踏まなあかん。靴屋だけに。」「大切なのはいっぱい場数を踏んで、時には失敗しても同じ轍を踏まないようにすることなんや。靴屋だけに。」

ふじもっちゃん:
「そうですかね。」

源さん:
「せやせや、ところでちょっとそのネット広告いうのか、ちょっと見せてみい~」

ふじもっちゃん:
「うわ~強引だな。でも源さんがこれ見てもわからないですよ。」

源さん:
「おい、ふじもっちゃん。この設定はアカン。これじゃ広告は配信されへんわ。」

ふじもっちゃん:
「どういうことですか?」

源さん:
「いいか、リスティング広告は表示されない時は確認しなアカンポイントがいくつかあるんや。それをちゃんと確認してないから、こんなことになってるんや。今からわしが言うポイントを頭にいれて、その通り設定しなおすんや。」

ふじもっちゃん:
「源さん、リスティング広告を知っているんですか?」

源さん:
「多少かじったことがあるんや。そんなことよりこれからリスティング広告が配信されない時のポイントについて解説したるから、わしの言う通りの手順を踏むんやで。」

ふじもっちゃん:
「・・・靴屋だけにですか。」

源さん:
「お、言うようになったな。」

源さん&ふじもっちゃん:
「「はっはっはっはっは」」

靴イメージ画像

これを読まれている方は、靴屋のふじもっちゃんのように、せっかくリスティング広告の設定をしたけど、「全然広告が配信されない」だったり、「管理画面に全然数値がついてこない」とお困りな方も多いでしょう。
リスティング広告は検索すれば、すぐに広告が出てるかどうかわかるので、広告が確認できないと不安ですし、焦りますよね。
でもそういう場合は、源さんの言う通り、なんらかの設定を間違えてたりする場合が多いです。
これから広告が配信されない場合に考えられるポイントを12個用意しました。
「リスティング広告が表示されないよ~」という方は、以下のポイントをしっかり確認して、ドジを踏まないように見直しましょう。
靴屋だけにね。

目次
チェック1:お支払い設定の確認
チェック2:配信ステータスの確認
チェック3:広告の審査状況の確認
チェック4:広告配信スケジュールの確認
チェック5:日予算設定の確認
チェック6:キーワード検索ボリュームの確認
チェック7:キーワード入札価格の確認
チェック8:キーワード品質スコアの確認
チェック9:除外キーワード設定の確認
チェック10:デバイス、地域等詳細設定の確認
チェック11:別アカウントで同一ドメインの広告はないか
チェック12:レポート集計期間の確認
チェック13:最後に広告プレビューツールを確認しよう

チェック1:お支払い設定の確認

広告が表示されないと言っても色んな状況があるのですが、まず最初のパターンとしては広告も表示されないし、管理画面も一向に数値が0のまんまになっているという状況です。
どれだけ管理画面を更新しても0が続く時は、非常に焦るものですよね。
そういう時は以下の4つのポイントを確認してください。

お支払い設定の確認イメージ画像

キャンペーンの設計やキーワード広告の入稿はしたけど、お支払いの設定を完了していないなんてことはないでしょうか。
もしくはお支払い設定は終わっているが、手動支払いにしていて、残高が不足しているため広告が出ないということはないでしょうか。
お支払い設定がされていない、残高がないという状態であれば広告は出るわけがありませんので、最初に確認してみましょう。
お支払い設定の画面は最初に設定した後は、あまり見る機会も少ないかも知れません。
もし見たことはないという方がいらっしゃれば、この機会に確認してみてください。

Google AdWordsの確認方法

管理画面右側の歯車みたいなボタンをクリック。
そこで「請求とお支払い」ボタンがあるので、そこからご確認ください。

Google AdWordsの確認方法

Yahoo!スポンサードサーチの確認方法

スポンサードサーチタブ下に「資金管理」のタブがありますので、そこからご確認ください。

Yahoo スポンサードサーチの確認方法

チェック2:配信ステータスの確認

支払い設定が確認できたら、次は配信ステータスを確認してください。
ステータスがオフになっていれば、当然配信は止まってしまうため、必ず確認してください。
オン・オフの設定ができる階層は、「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」「広告」「キーワード」です。
これらの中でオフになっているポイントはないでしょうか?

よくあるのは、広告開始数日前に広告を入稿→絶対に配信してはいけないのでアカウントをオフで入稿→広告稼働当日、広告や広告グループなど下層のステータスはオンにしたが、一番上のアカウントのステータスがオフになっているなんてことです。
どこがオフになっているかわからないので、必ず全階層を確認してください。

チェック3:広告の審査状況の確認

3つめの確認ポイントは広告の審査状況です。
ステータスがオンになっていても、広告の審査が落ちていれば広告は配信されません。
最初は審査が通っても後から審査NGになってしまい、気がついたら止まっている場合があります。
なので、広告タブで広告のステータスを確認してください。

審査落ちの理由は広告画面からでも確認できますので、該当部分を修正しましょう。
管理画面を見ただけで審査落ちの理由がわからないようならば、それぞれの問い合わせ先に電話するといいでしょう。

チェック4:広告配信スケジュールの確認

4つめの確認ポイントは、広告配信スケジュールです。
広告配信開始時期が当日以降の日になっている。
もしくは配信期間が終了しているなんてことは稀にあります。
念のため確認しておきましょう。

GoogleAdWordsは「設定タブ」の広告の「すべての設定」よりキャンペーンの開始日、終了日が確認できます。
Yahoo!スポンサードサーチは一括で確認できるページがないので、各キャンペーンの「キャンペーン設定情報」→「スケジュール設定」で確認してください。

チェック5:日予算設定の確認

管理画面の数値が0のままになっている場合は、前述の4点が考えられます。
ここからは「管理画面上には数字が上がっているのは確認できるけど、検索しても広告が出てこないよ~。」といったケースの確認方法をお伝えいたします。
代理店の方の場合は、先方から「キーワードで検索しても、うちの広告出てこないんやけど。ホンマにちゃんと広告出てるんですか?」と言われることもあるかと思いますので、しっかりと確認してください。

というわけで5つめの確認ポイントは、日予算設定です。
日予算設定が低いと、利用可能金額を早い時間に使用し尽くして、もう配信が出来ないということになります。
(私とお話ししたいならチャージ料を貢ぎなさい。払えなくなったらそこで終わり、早く店から出て行ってちょうだい)というわけです。

似たような状況として、残りの使用可能予算よりもキーワードの入札金額を高く設定している場合なども、広告は出ない場合もあります。
何度キーワード検索しても広告が出ない場合は、設定されている日予算とその日使用された予算を確認してみてください。
早い時間に日予算を消費して、広告が表示されない時間が長いという状況は広告の運用として良い状態とは言えません。
日予算を上げるか、入札を下げて対応してください。

チェック6:キーワード検索ボリュームの確認

6つめの確認ポイントは、キーワード検索ボリュームです。
そもそも検索の少ないキーワードだったり、検索が多いが3語以上のキーワードを掛け合わせていたりで、全くユーザーに検索されないキーワードばかり入稿していると、そりゃ出ないです。
検索されないと品質スコアなどもつかず、良いも悪いも何も判断がつかない状況が続くので、その場合は別のキーワードを入稿するなどして対応しましょう。

確認方法は、Googleの場合は「キーワードタブ」を押してキーワードのステータスを確認してください。
検索ボリュームが少ない場合はそのアラートが出ています。
Yahoo!の場合は、「キーワードタブ」を押して配信状況の欄に表示される各種配信状況の左にある吹出しから状況を確認してください。

チェック7:キーワード入札価格の確認

7つめの確認ポイントは、キーワードの入札価格です。
キーワードの入札を低く設定しすぎて広告が表示されない、という状況です。
競合も多いBigワードにもかかわらず、入札額が低いと広告が一向に出ないということはあります。
(私は大金を貢いだ人からサービスするの、私に構って欲しいならそれなりの対価を払いなさい。)というわけです。

キーワードの入札額の相場は、「キーワードタブ」「表示項目タブ」より、「First Page Bidの見積もり」、「ページ上部表示の推定入札価格」「First Position Bidの見積もり」から確認してください。Googleは初期設定では上記を確認できないので、必ず表示項目からタブを追加して確認するようにしましょう。
配信ステータスには「First Page Bidの見積もり」より低い金額の場合は、アラートがあがります。
広告を表示させたいキーワードはFirst Page Bidより上に設定しましょう。

チェック8:キーワード品質スコアの確認

8つめの確認ポイントは、キーワードの品質スコアです。
品質スコアが低いキーワードは広告の表示機会が大幅に減少します。
(私は高品質のものに惹かれるの。低品質なキーワードに、広告を出す価値ないわ。あなたはその辺の電柱にでも広告出してなさい)ということですね。

こちらも品質スコアが低い場合は、キーワードの配信状況にアラートが出ます。
アラートが出ている場合は、品質スコアの改善を図るか、いっそのこと該当キーワードを停止してください。
品質スコアの改善については、別記事で解説していますのでそちらを参考にしてください。

チェック9:除外キーワード設定の確認

9つめの確認ポイントは、除外キーワード設定です。
検索したキーワードを除外キーワードとして設定している場合は、当然検索しても広告が表示されません。
(あなたは来店拒否しているから、私の目の前から消えてください。)というわけです。
自分で除外キーワードを設定したなら、何となく覚えていると思いますが、誰かからアカウントを引き継いだとき等は、見落としてしまうこともあるでしょう。
一度確認をしてみることをオススメします。

確認の方法はGoogleの場合、「キーワードタブ」に「除外キーワード」タブがあるので、そちらから確認を。
Yahoo!の場合は、「ツールタブ」から、「対象外キーワードツール」または「対象外キーワードリスト管理」より設定の確認ができます。
また、除外キーワードはキャンペーン単位、広告グループ単位で設定できますので、そちらもご確認ください。

チェック10:デバイス、地域等詳細設定の確認

10の確認ポイントは、デバイスや地域等の詳細設定です。
検索している時間帯や曜日、地域、デバイス等が広告配信オフになっているから広告が出ないという可能性はないかという確認です。
(あなたみたいな田舎者にこんな時間に来られても、うちは店開けませんよ。)というわけです。
こちらも誰かから引き継いだアカウントだと設定していることに気が付いていないという可能性もあります。
念のため、ご確認ください。

確認の方法はGoogleの場合、「設定タブ」より「地域」「広告のスケジュール」「デバイス」タブがあるため、そちらから確認してください。
入札単価調整比で-100%になっているものがあればそれが原因です。
Yahoo!の場合は一括で確認できないため、各キャンペーンの「キャンペーン設定情報」から、「ターゲティング設定」で確認してください。

チェック11:別アカウントで同一ドメインの広告はないか

11の確認ポイントは、別アカウントで同一ドメインの広告を出していないかという点です。
同一ドメインの広告は複数個表示されません。

そのため、同一ドメインの広告を別アカウントで既に出稿している場合、こちらが作った広告が出ないという可能性があります。
これを許してしまうと、とあるキーワードで検索した際に、全て自分の会社の広告で広告枠を占拠するということができるので、同一ドメインの広告は1つしか出せないように設定されています。

確認方法としては、別アカウントの閲覧権限があるなら、該当アカウントに入ってキーワードの設定を確認してください。
別アカウントの閲覧権限がなくてもキーワードを検索した際に、自分で作った広告ではないがリンク先URLが同一ドメインのものがあるかどうかで確認できます。
同一ドメインの広告が表示される場合は、別アカウントの広告をオフにしてもらわない限り広告は表示されません。
ケースとしては少ないかと思いますが、念のため確認してみてください。

チェック12:レポート集計期間の確認

いよいよ最後12の確認ポイントは、レポート集計期間です。
これは今までのパターンと違い広告の表示が確認できたけど、管理画面が一向に0のままになっている場合に確認して欲しいポイントです。
レポートの集計期間が該当の時期にちゃんと合っていますか?という点です。

今日から広告掲載を始めたのに、レポートの集計期間が昨日とか先月になっていたら当然管理画面上の数値は0のままになっています。
なんだそんなことかとなりそうですが、リスティング広告初心者だと稀に間違えることがあります。
こちらも念のため確認してください。

チェック13:最後に広告プレビューツールを確認しよう

長くなりましたが、以上が確認すべき12のポイントです。
広告が表示されない時はすごく焦ると思いますが、上記の12ポイントを今一度チェックして何かに引っかかっていないか確認してください。
12のチェックポイントを挙げましたが、最後に便利な必殺技のツールをお伝えします。
それは、

最後に広告プレビューツールを確認しようのイメージ画像

「広告プレビューツール」です。
広告プレビューツールは、検索語句を入力してどのような広告が表示されているか、そのプレビューを確認することができるツールです。

例えば、「東京にいるけど大阪だけで広告を表示するよう設定した広告を確認したい」という時にも使用することができます。
広告が表示されないというときは一度これで確認してみてください。

確認方法はGoogleの場合、「運用ツール」から「広告プレビューと診断」を押してください。
Yahoo!は「ツール」バーより、「広告プレビューツール」を押してください。
困ったときは一度ここで確認してみるのも良いと思います。

とにかく、広告が出ない時は何かしら原因があると思いますので、諦めずにそれを探してください。
それが一番大事なんです。

源さん:
「というわけじゃ、これらの確認を行えば広告が表示されない理由がわかって対処もできるじゃろ。」

ふじもっちゃん:
「源さん、ありがとうございます。これで解決できそうです。こんなこと知ってるなんて、源さんって何の商売されているんですか?」

源さん:
「あ~言ってなかったかの?わしは靴屋じゃ。」

ふじもっちゃん:
「え~源さんも靴屋!?」

源さん:
「そうじゃ、最近はECサイトを立ち上げたし、SNS利用して宣伝をしているから、よく売れに売れてな~」

ふじもっちゃん:
「源さんってIT爺ちゃんだったんですか。でもそれじゃ僕のライバル店なんですね。」

源さん:
「そうじゃ、ふじもっちゃんの店も早く大きくなってくれよ、そうじゃないと踏み潰し甲斐がないからな。靴屋だけに。ハッハッハッハッハ」

ふじもっちゃん:
「いや、最後のは笑えないよ。」

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【プライムナンバーズ株式会社/コンサルタント 兼 人事・採用担当】
教室長、複数塾のマネージャーとして入塾生の募集・獲得、進路相談を担当。のち、プライムナンバーズに入社し運用型広告のコンサルタントと採用担当を兼務。という異色の経歴。
特技・趣味は記憶力の無駄遣い。例えば全プロ野球選手や、ポケモンの名前と番号をすべて完全に暗記しているが、それが今まで仕事に役に立ったことはない。