リスティング広告のクリック率は何%あれば良い?改善するには?

「どうも~こんにちは。プライムナンバーズの福本と申します。宜しくお願いいたします。」

「今日もリスティング広告の運用、頑張ってやっていかなアカンなって思ってるわけですけども。」

「突然ですけど、最近悩んでいることがあって聞いて欲しいんですけど。」

「リスティング広告の成果がなかなか上がらないなってね。」

「そこで僕、思ったんですけど、そもそも僕が考えた広告が全然クリックされてないのが、原因じゃないかって。」

「せやから、広告文変えてみたろうかなと思ってるんですよ。」

「広告文はユーザーの視点に立って考えてないといけないって聞いたことがあるんで、ユーザーの気持になってみたいのよ。」

「せやから、僕店に入って来るお客様やってみるから、あなた店員さんやってくれへんかな。」

ウイーン
「いらっしゃいませ」・・・・・

というわけで、広告文の改善方法を考えるために、コントが始まってしまいましたが、グダグダに終わりそうですね。
コントが始まる前に、本日はリスティング広告のクリック率の改善方法について解説していきたいと思います。
リスティング広告の広告文の作成については別記事でも書かせていただいているので、そちらを参考にしてください。

初心者でも書ける!リスティング広告文のルールとポイント5箇条
https://digimas.jp/listing/10000065/

というわけで今回は、リスティング広告のクリック率を改善したいと思っている方に、確認すべきポイントを解説していきます。
店員とお客様になりきるのは、これを確認してからでも遅くないですよ。

目次
1:広告のクリック率が及ぼす影響は?
2:キーワード確認Point1:掲載順位
3:キーワード確認Point2:検索語句レポート
4:広告文確認Point1:実施してますか?ABテスト
5:広告文確認Point2:使ってますか?広告表示オプション
6:広告文確認Point3:知ってますか?広告カスタマイザ
7:まとめ

1:広告のクリック率が及ぼす影響は?

A:クリック率が悪いとどうなるのか?

というわけで、広告のクリック率改善についてこれから解説していくわけですが、記事を読んでいる方からは、こんな声も聞こえてきそうです。
「クリックが目的でなく、コンバージョンが目的だから、クリック率よりCPAの方が重要やねん。」
「クリック率改善したってコンバージョン上がらな意味ないわ。」
そういう人にこういうことを言いたいです。
「クリック率を上げれない奴が、コンバージョンを増やせるわけねぇだろ~!!!!!」

リスティング広告の掲載順位を決定する重要な要素に、「品質スコア」があります。
品質スコアはキーワード毎に1~10の数値で割り当てられ、この品質スコアと入札価格を掛け合わせたもので、広告ランクが決まります。
この広告ランクが高い広告が上位に掲載されるので、入札価格=掲載順位ではないんですね。
この品質スコアを決定する要素の1つにクリック率が含まれるため、品質スコアを維持するにはクリック率が重要になります。
品質スコアがどれくらい重要かは、以下の例をご覧ください。

A社  入札価格 100円  品質スコア 3
B社 入札価格  40円  品質スコア 8

この2社が同じキーワードで入札していた場合、どちらが上位に掲載されるしょう。
広告ランクはB社の方が高くなるため、上位に掲載されるのはB社です。
なんと、入札価格をA社と比べて60%も抑えているにもかかわらず、B社の方が上位に掲載されるんです。

とにかく品質スコアを上げることに成功すると、今までよりも少ないクリック単価でどんどんクリックが取れるようになります。
CVRやCPAはサイトの改善や特典をつけるなどしないと、大きく変えることは難しいので、サイトに誘導するまでの費用を抑えるということは、結果的にCPAの削減に貢献できるというわけです。

というわけでまとめると、
クリック率が上昇=品質スコアが上がる→入札価格を下げても広告が上位掲載される→クリック単価が抑えられる→CPAも下がる←イマココ
というサイクルになるわけです。

B:そもそもクリック率の良い悪いってどう判断するの?

クラインアントから、こういう質問をされたことはないでしょうか。
クライアントからすれば今出稿している広告が他社と比べて良いのか悪いのか気になるので、当然聞きたいことだと思います。
でもこの説明って難しくないですか?
入稿しているキーワードがブランド名か一般のキーワードなのか、入札価格や掲載順位などなど様々な状況でクリック率は変わるため、何を持って良いのか悪いのか判断するのは難しいですよね。
なので、クリック率が良いのか悪いのか判断する基準は、クリック率ではなく品質スコアの数値で考える方が良いと思います。

2:キーワード確認Point1:掲載順位

さて、クリック率が全体に与える影響を理解していただけなら、次は実際にこのクリック率を上げるポイントを紹介していきましょう。
クリック率の改善にはキーワードと広告文で確認できるポイントがあるのですが、まずはキーワードについての確認ポイントを2つ紹介します。

キーワード確認ポイント1つ目はキーワードの掲載順位です。
広告の掲載順位が上位に行くほどクリック率は上昇し、下位に落ちれば落ちるほどクリック率は下降します。
当たり前の話ですね。
というわけでまずはキーワードの掲載順位を確認してみてください。
掲載順位の確認は、GoogleもYahoo!も「キーワード」タブより行うことができます。
掲載順位を確認して5~9位とかの値になっていたらかなり低いです。
予算に余裕があるなら、まずはキーワードの入札価格を上げてみて、3位以内の順位にして上位掲載できるよう調整してみましょう。

ただ、キーワードの入札単価を上げることは、広告のクリック率の改善につながることはありますが、品質スコアの改善にはつながらない可能性も高いようです。
上位掲載されているんだから、クリック率は当然高くなる。
その状況だけ見て「これはクリック率が高い良いキーワードだな。よし、品質スコアを高くしてやろう。」となるほど、検索エンジンは馬鹿ではないですよね。
ある程度順位に応じたクリック率を考慮して、品質スコアをつけているでしょうから。
とはいえ、金銭的に余裕があるのに掲載順位が異様に低いということもあるでしょうから、必ず掲載順位は確認するようにしてください。

3:キーワード確認Point2:検索語句レポート

次にキーワードで確認して欲しいポイントは、検索語句です。
検索語句は、ユーザーが実際にどういうキーワードで検索しているかを表示するものです。
キーワードを作成する際に、部分一致で登録しているキーワードはあるかと思います。
部分一致で登録していたキーワードが実際にどんなキーワードで検索されているかが、検索語句を見ればわかります。
ここを見ていると、思わぬ発見があったりするもんです。

例えば、「学習塾 新宿」というキーワードを部分一致で入れていたとします。
当然塾関連のキーワードから検索されていると思いきや、「書道塾」「パチンコ塾」「男塾」などなど塾に引っ張られて、直接関係のない言葉から検索されているということは良くあります。
もし登録したキーワードが、直接商品と関係ないけどよく検索されるキーワードだとしたら…そりゃ、上がるもんも上がりませんわ。
じゃあ部分一致のキーワードを停止すればいいのかというとそうではないです。
こちらが予期していない良質なキーワードで検索される可能性もあるからです。
なので、部分一致のキーワードを外さず、キーワードを除外設定して、関係のあるキーワードから流入されるようにしましょう。

ブランド名で、「○○個別指導塾」や「○○工務店」等は別会社のキーワードを引っ張りやすいですし、英単語2~3文字の会社名等は、全く関係のないものを引っ張って来る可能性があるので、注意して確認してください。

ちなみに、この検索語句はYahoo!では検索クエリ―と表現しています。
どちらも同じ意味で使っております。
クエリじゃなくてクエリ―です。

4:広告文確認Point1:実施してますか?ABテスト

さてキーワードに関しての確認ポイントは終わりました。
続いて、広告文に関してクリック率を上げるために重要な確認ポイントをお伝えしていきます。

広告文確認ポイントの1つ目は、ABテストを実施していますかという点です。
これを見て「ABテスト?何それおいしいの?」と思った方はいませんか?
もしいたなら、私はこの言葉を言いたいです。
「ABテストは、、、、、、、、、、、、、、おいしいです!!!」と。

ABテストのイメージ画像

どれだけ広告文を推敲しても、実際にどんな広告文がユーザーに刺さるのかはやってみないと分からないです。
これはどれだけ経験を積もうともです。
だからこそ複数の広告文を入稿して比較することが大事なんです。
でもただ闇雲に広告を複数本入れただけでは意味がないです。
意図を持って入稿して、結果を考察して、広告文を修正して次に向かう、ということが大事です。

5:広告文確認Point2:使ってますか?広告表示オプション

次の確認ポイントは、広告表示オプションを使ってますかという点です。
これを見て「広告表示オプション?何それおいしいの?」と思った方はいませんか?
もしいたなら、私はこの言葉を言いたいです。
「広告表示オプションは、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、味の宝石箱や!!!」と。

広告表示オプションのイメージ画像

広告表示オプションは、通常の広告文にプラスして更にお客様の情報を追加することができるオプションです。
広告表示オプションを使うと、単純に伝えられる情報が増えるというほかに、広告枠が広がり目立ちやすくなる。
すなわち広告のクリック率が上がりやすいというメリットがあります。
具体的な表示例を見てみましょう。広告表示オプションの具体例

通常の広告文であれば、表示されるのは上2つだけです。
それが広告表示オプションを導入すると、こんなにも枠が広がります。
これは目立ちますね。
会社説明会に1人だけ私服で来た時ぐらい目立ちますね。
広告表示オプションは入稿しても常に表示されるとは限りません。
掲載順位と広告ランクが上位である必要があります。
とはいえ、入稿するのに余分な費用がかかるわけでもなく、特にデメリットがないので、入稿できるものは入稿しておくのが基本です。

代表的で入稿するのに大きな手間のかからない広告表示オプションを5つ紹介します。

1.サイトリンク表示オプション/クイックリンクオプション(G,Y)

サイトの適切な場所に誘導できるよう、リンク先を記載できるオプションです。
ホームぺージの構成に合わせて、主要なページに設定することをオススメします。
上記広告表示例の※1がサンプルです。

2.コールアウト表示オプション/テキスト補足オプション(G,Y)

広告に「送料無料」や「入会金無料」など、広告本文とは別の補足情報を伝えるオプションです。
広告本文で記載しきれなかった情報を補足すると良いでしょう。
上記広告表示例の※2がサンプルです。

3.構造化スニペット表示オプション(G)

システム上に用意されてあるヘッダーから最適なカテゴリを選んで、ユーザーが欲する情報のリストを表示できるオプションです。
貴社の商材でアピールできるヘッダーのリストがあれば、是非使用してください。
上記広告表示例の※3がサンプルです。

ヘッダーの一覧は以下の通りです。
・設備
・ブランド
・コース
・学位プログラム
・到着地
・おすすめのホテル
・保険の保障
・モデル
・周辺地域
・サービス
・番組
・スタイル
・タイプ

4.電話番号表示オプション/電話番号オプション(G,Y)

広告に電話番号や通話ボタンを表示することができるオプションです。
名前のまんまですね。

5.価格表示オプション(G)

主要な商品やサービスの詳しい情報と価格を表示することでアピールし、また興味を持ったユーザーを該当のページに直接誘導できるオプションです。

<表示例>価格表示オプションの具体例

以上が代表的な広告表示オプションです。
広告文を提案する際は、合わせて広告表示オプションも提案するようにすると良いでしょう。

6:広告文確認Point3:知ってますか?広告カスタマイザ

最後のクリック率アップのためのポイント、それは広告カスタマイザ機能です。
これを見て「広告カスタマイザ?何それおいしいの?」と思った方はいませんか?
もしいたなら、私はこの言葉を言いたいです。
「広告カスタマイザは、、、、、、、、、、食べ物じゃないです、何言ってるんすか?」と。

広告カスタマイザのイメージ画像

少し手間がかかる上級者向けの知識ですので、「知らない。」「知ってるけど手をつけたことがない。」「あなたはあまりにも知り過ぎてしまった、バキューン!」みたいな方も多いと思いますが、大きくクリック率の改善に貢献できるものなので、是非組織に狙われるぐらい知り過ぎましょう。

まずは広告カスタマイザデータの説明です。
カンタンに言えばユーザーが検索したキーワードや端末・日付などによって、動的に広告をカスタマイズ、つまり自動でテキストを希望通りの文面に調整することができる機能です。
広告カスタマイザで出来ることは以下の通りです。

1.キーワード毎または広告グループ毎に広告を変更できる

2.カウントダウン関数を設定できる

1.キーワード毎に広告を変更できる機能の使用例は以下の通りです。

「新宿 学習塾」と検索したユーザーには、
新宿で学習塾をお探しなら 菊池個別指導塾

「中野 個別指導塾」と検索したユーザーには
中野で個別指導塾をお探しなら 菊池個別指導塾

エリアキーワードを入稿している場合や、商品が豊富な場合に、全てのキーワードに応じて広告文を入稿管理するのは非常に手間がかかるため、この機能を使うと良いでしょう。

2.カウントダウン関数の使用例は以下の通りです。

鈴木百貨店夏の決済セール開催中 セール終了まであと5日

セールやキャンペーンなど、リアルタイムで更新される残り時間を表示できます。
時間制限があると「今買わなきゃ」というユーザーの意欲を刺激できるため、クリック率の向上が見込める機能です。

広告カスタマイザは現在、GoogleでもYahoo!でも設定できます。
(Yahoo!はアドカスタマイザという表記です。)
設定は以下からできます。

Google

共有ライブラリ→ビジネスデータ→データ→広告カスタマイザデータ

ここで広告カスタマイザデータテンプレートがダウンロードできるので、こちらより必要事項を入稿し、アップロードしてください。

Yahoo

管理画面からは入稿できず、キャンペーンエディターより入稿します。
共有ライブラリ→データ自動挿入リスト→リストのインポート

ここでサンプルファイルをダウンロードできるため、Googleと同様必要事項を入稿し、アップロードしてください。
こちらはファイルの表記が日本語なので、ちょっと入力しやすいです。

非常に優れたシステムのため、わかりにくいからといって避けずに提案してみてください。

7:まとめ

はい、というわけでここまでクリック率向上の方法について記載してください。
気が付けばかなりの長文になってしまいました。
最初にも述べましたが、クリック率の向上は結果的にCPAの抑制、及びCVの上昇に大きく貢献できるファクターになります。
CPAが下がらないと手をこまねいてしまっているなら、是非とも上記の方法を使ってみてください。

「さっきから店員と客の設定でシミュレーションやらされているけど、ところでキミは何の企業の何のプロモーション担当してるんや?」

「あ~セルフのガソリンスタンドの集客」

「それ店員おらん店やん、今まで俺は何をさせられててん」

「でもこれで俺、顧客の気持ちわかったから、クリック率上げられる広告できると思う」

「いや絶対無理やわ、もうええわ」

「どうもありがとうございました」

リスティング広告のクリック率改善イメージ画像

こんな漫才の結末にならないよう、みなさま上記のポイントを振り返って頑張りましょう!!

ABOUTこの記事をかいた人

【プライムナンバーズ株式会社/コンサルタント 兼 人事・採用担当】
教室長、複数塾のマネージャーとして入塾生の募集・獲得、進路相談を担当。のち、プライムナンバーズに入社し運用型広告のコンサルタントと採用担当を兼務。という異色の経歴。
特技・趣味は記憶力の無駄遣い。例えば全プロ野球選手や、ポケモンの名前と番号をすべて完全に暗記しているが、それが今まで仕事に役に立ったことはない。