バナー広告の料金っていくら?実施前に確認したい成功のコツ5選

普段Webサイトを見ていると必ず目に入るバナーですが、これらのバナーはいくらかかって、どのような規格に則って制作されているかご存知でしょうか?
本記事ではこのバナーにかかる料金や種類の紹介とバナーの制作を外部へ依頼するときに注意したいポイントをご紹介したいと思います。

目次
1:バナーの種類は様々
2:GoogleAdWords、YDNで利用可能なサイズ
3:バナー制作を外部に委託するといくらかかるのか?
4:バナー制作を依頼する前に用意するべき5つのポイント

1:バナーの種類は様々

バナーには国際標準規定というものが存在し、広告などの各種媒体はその規定に則ってサイズを決めているのが大半です。
普段見慣れている長方形や縦長、正方形のバナーも実は細かくサイズが分かれており、その数は膨大です。

例えば、長方形のバナーでいうと

【長方形型・ポップアップ型】
300x250 ミディアムレクタングル
250x250 スクエアポップアップ
240x400 バーティカルポップアップ
336x280 ラージレクタングル
180x150 レクタングル
300x100 3:1レクタングル
720x300 ポップアンダー

などの種類があります。

300×250や250×250、336×280などはGoogleAdWordsでの利用もあるため見慣れていると思いますが、その他にも長方形バナーが多数存在します。

【バナー型・ボタン型】
468x60 フルバナー
234x60 ハーフバナー
88x31 マイクロバナー
120x90 ボタン1
120x60 ボタン2
120x240 バーティカルバナー
125x125 スクエアボタン
728x90 リーダーボード

【スカイスクレイパー型】
160x600 ワイドスカイスクレイパー
120x600 スカイスクレイパー
300x600 ハーフページAD

これらが国際標準規格のバナーサイズ(2017年11月時点)です。

320x50などのサイズがありませんが、それらは各媒体の独自サイズです。独自サイズでよく使うものは以下の4つがあります。

【独自サイズでよく使うもの】
320x50 モバイル
320x100 ラージモバイル
970x250 ビルボード
970x90 ラージビッグバナー

2:GoogleAdWords、YDNで利用可能なサイズ

今回は利用頻度の高いバナーとしてGoogleAdWordsのディスプレイ広告、Yahoo!プロモーション広告のYDN(Yahoo!ディスプレイ広告)で用いるバナーをファイル容量などの媒体規定と合わせてご紹介します。

※ディスプレイ広告のバナーサイズであるため、レスポンシブ広告に用いる画像の規定についてはまた別の機会にご紹介したいと思います。

GoogleAdWords

【長方形型・ポップアップ型】
300x250
250x250
336x280
240x400
200x200
240x400
250x360

【バナー型】
468x60
728x90
970x250
930x180
970x90
980x120

【スカイスクレイパー型】
120x600
160x600
300x600
300x1050

【モバイル型】
300x50
320x50
320x100

【サイズとファイル形式】
最大サイズ:150KB
ファイル形式:JPG、PNG、GIF(アニメーション

YDN

【長方形型・ポップアップ型】
300x250
600x500(※)

【バナー型】
468x60
728x90

【スカイスクレイパー型】
160x600

【モバイル型】
300x250
600x500(※)
320x100
640x200(※)
320x50
640x100(※)

※2017年7月より入稿可能になった新サイズは既存サイズの倍のサイズです。これらの用意があれば従来のサイズは不要です。

【サイズとファイル形式】
最大サイズ:150KB
ファイル形式:JPG、PNG、GIF(アニメーション不可

用意するバナーのサイズはわかりましたか?
1つの内容で作るバナーのサイズは少なくても3サイズ、主要となるサイズを作ると10サイズは必要です。

【最低限必要な3サイズ】
300x250
160x600
468x60

最低限必要なバナーサイズ3種類

【主要となる10サイズ】
上記に加えて、以下のサイズを揃えると良いでしょう。

250x250
336x280
200x200
728x90
120x600
320x50
320x100

3:バナー制作を外部に委託するといくらかかるのか?

自社でデザインの部署があり、そこで制作が出来るのであれば何も心配はありませんが、外部の制作会社に依頼する場合、一体どれ位の価格で制作してくれるのかが気になります。

厳密な価格はない

バナーそのものはデータという無形商材であるため、かかる費用はほぼ人件費のみになるため、厳密な価格設定はありません。
メニューにある価格設定は「決まったテンプレートから選ぶ」(事前に人件費をかけてあるタイプ)や「修正回数などの制限がある」(価格に対する作業工数が決まっている)といった人件費で計算された価格設定になっています。

つまり、見積もりの時点で1時間あたりの作業単価が分かれば、どれ位の時間を要して制作してくれるのかがわかります。
Webサイトの制作などは工数計算により見積もりを出すケースが多いため、割と答えてくれると思います。

格安を謳っている会社には要注意

先程の説明の通り人件費が大半を占める価格設定であるため、格安=人件費をかけていない ということになります。
人件費をかけていないということは「海外に出して安い人件費で行っている」「経験の浅いデザイナーもしくはアルバイトが制作をしている」「無料素材を用いている」といったクオリティを落としての価格設定でこの”格安”が成り立っています。そして以下のような不満が出ることも容易に想像できます。

■日本人に向けて配信するバナーなのに日本人が好むテイストになっていない
■人物の切り抜きなどが荒い、画像の明暗バランスが悪く一部の画像が浮いている、素人感が出ている
■どこかで見たような人物や風景が使われており、自社のオリジナリティ性が欠けている

その他にECサイトが対象の「制作・修正無制限」の月額制のプランなどもありますが、実際制作や修正が多いと企業側に利益が出ないため、柔軟な対応や急ぎの対応を行ってくれなかったりするため、結果金額に見合ったサービスは受けられないでしょう。

皆様気づきましょう。
バナーを作るのが目的ではありません。
ユーザーはバナーに目が留まり、サイトへ流入し、サービスを購入していくのです。
つまりユーザーとのファーストコンタクトがバナーなのです。
バナーの制作費1万2万値切った所で得られるものとは何でしょうか?

バナー制作費用に妥協をしてはいけません。

4:バナー制作を依頼する前に用意するべき5つのポイント

前述では「バナーにかける費用に妥協をしてはいけない」ということを力説しましたが、どんなにスペシャルな制作会社に依頼をしたとしても本当に納得のいくバナーはできません。
制作会社は「制作のプロ」であり「御社の業界のプロ」ではありませんから。
制作会社に適切な情報を伝えることで、「制作のプロ×業界のプロ=業界最高のクリエイティブ」が成り立ちます。
伝えるポイントは多すぎてもかえってデザイナーを惑わせるため、内容はシンプルにこの5つを伝えると良いでしょう。

ポイント1:サービス・商品のメリット
その商品が競合の商品と比較して何が優れているか。

ポイント2:自社の強み
ポイント1と似ていますが、こちらは会社としての強み。仮に同じ商品を売った際の自社の強みは何か?という点で考えるとわかりやすいです。

ポイント3:ペルソナ
伝える相手は創造力に長けたデザイナーです。漠然と性別・年齢・職業などのターゲットを伝えるだけでなくペルソナで伝えることでデザイナーのセンスが活きます。

ポイント4:カラーテイスト
サービス・商品・コーポレートカラーなどでおおよその検討はつきますが、依頼側で決まっている場合は明確に指定しましょう。デザインにおける配色比率はベースカラー7割、メインカラー2.5割、アクセントカラー0.5割が美しいといわれているため、この基準に則って考えましょう。

ポイント5:サイズ・フォーマット
大きなデータで作成して実際に使うサイズに縮小したら文字が潰れてしまった、ということも。その場合はデザイン構成を考え直さないとならないケースもあります。事前に使うサイズを明記しましょう。また、納品時に不要なやり取りが発生しないように使う画像フォーマットの指定もしましょう。

ポイント1~3ではクオリティを上げるためのポイント、ポイント4,5はスムーズにやり取りを進めるために押さえておきたいポイントです。

最後に

バナーについての理解は深まりましたか?

「バナー位ちょちょいとタダで作ってよ」
「トラブルの補填としてバナー無償で作って」
「バナー位ちょっと調べれば自分で作れるよ」

Web業界に12年いる筆者はこのような言葉をよく聞きますが、これらからできたバナーは全て納得いくものが作られた試しはありません。

所詮バナー、されどバナー。
世に出し人目に触れるものに妥協をしてはいけません。

ABOUTこの記事をかいた人

【プライムナンバーズ株式会社/コンサルタント 兼 フロントエンドエンジニア】
元PHPプログラマ。プログラム以外にもサイトディレクション、マークアップエンジニアとしてサイト制作300件以上の経歴を持つ。
現在はプライムナンバーズで運用型広告のコンサルタントの他に開発・技術関連の業務も担当。趣味はマインクラフト、猫が大好きで実家で飼っている猫は10匹以上。