バナー広告とは?クリックされるバナーの特徴から費用まで徹底解説

目次
1:バナー広告とは?
2:バナーのサイズ・名称
3:世界初のバナー
4:バナー広告の制作費
5:バナー広告のメリット・デメリット
6:良いバナーの作り方
7:バナーの理想的な検証方法
8:最新トレンド

1:バナー広告とは?

バナー広告とは、あるWebサイト上を見ているときに表示される広告のことで、目立つことでユーザーの認知度をあげる、またクリックしてもらうことで自社サイトへの誘導を促す広告です。
ディスプレイ広告とも呼ばれています。
みなさんが真っ先に思い浮かべるものは、おそらく四角い画像の広告なのではないでしょうか?
誰もがインターネットに触れる機会を持っている現代では、バナー広告を見ない日はないと思います。
今回はそんな、私たちの身近にあるバナー広告について詳しく解説していきます。

リスティング広告(検索連動型広告)との大きな違いは、自社のことや自社の商品・サービスを知らないユーザーにも、ほかのサイトを見ているときに広告を表示させて認知してもらうことができるところです。
バナー広告には、先ほど触れた画像を用いたタイプ以外にも、画像を用いないテキストのみのバナー広告というものもあります。
これはテキストバナー広告と呼ばれています。
また最近では画像やテキスト以外にも、より動きのあるバナー広告も登場しています。

2:バナーのサイズ・名称

ここでは主なバナーサイズとその名称を紹介していきます。

一般的なバナーの種類とサイズ

1.バナー&ボタン

バナーのサイズと名称1

2.レクタングル

バナーのサイズと名称2

3.スカイスクレイパー

バナーのサイズと名称3

4.規格にはないが、よく使われているサイズ

バナーのサイズと名称4

参考・参照:
http://www.yuzuriha.sakura.ne.jp/~akikan/kaigai/kaigai7.html

特に押さえておくべき基本のバナーサイズ

最低でもこのサイズだけは用意しておきたいというサイズを集めてみました。

【最低限必要な3サイズ】バナー作成に最低限必要な3サイズ

・ファイル形式:JPG・PNGまたはGIF
・ファイルサイズ:最大150KB

このようにバナーにはたくさんのサイズがあり、またファイル形式やファイルサイズも上限が設けられています。
入稿する際に、「バナーサイズが間違っているものを用意してしまった」「ファイルサイズの上限を超えるバナーを用意してしまった」となると正しく入稿ができず、修正をしてまた入稿に戻るという手間が発生してしまいます。
正しいサイズやルールを守り、スムーズに入稿ができるようにしましょう。

いまバナーの世界も表現の幅が広がっていて、バナーの中に動画を入れることができる、バナーそのものがゲームになっているなど、静止画と比べてリッチな表現をしているバナーも少しずつ増えています。
こうした動きのあるバナーは通常の静止画バナーと比べるとユーザーの反応が良いそうです。

3:世界初のバナー

1994年に世界で初めてのバナー広告が登場しました。

世界初のウェブバナー広告とされているのは、1994年10月にウェブ雑誌HotWired上に掲載された、電話会社AT&Tのものとされる。

引用:wikipedia

まだインターネットが普及して間もない当時の人々にとって、画像の広告は非常に新鮮だったのではないでしょうか?
この登場からバナー広告は爆発的に広まっていき、今日に至っています。

4:バナー広告の制作費

ここでバナー広告の制作費について解説していきます。
バナーを配信するときにお金がかかるのはもちろんのこと、バナー広告の配信とは別に外部にバナー制作を発注した場合、バナーの制作にも料金が発生します。

バナーの制作費は主にデザインとリサイズに料金が発生します。
(デザイン料とリサイズ料を合わせて静止画1枚でいくら、という料金設定のところも多く存在しています。ここではリサイズについて詳しく解説するために料金設定が分かれている場合を載せています。)

デザインの値段というのはイメージが付きやすいと思います。
「Aというデザインはいくら」という値段の付け方で、ABCD…とデザインを起こす数が多いとその分デザイン費用がかかります。
また、AというデザインをA+に修正してほしい、といったデザイン修正費用が別途かかる場合もあります。

次はリサイズの値段です。
リサイズというのは、Aというデザインに決まったあとで、いろいろなバナーサイズに合わせてサイズ直しをして複数のバナーを用意する作業のことです。
まずはAというデザインを決めるまでの話をしましょう。
まず比較的大きなバナーやメジャーなサイズで1デザイン案につき1点ラフを作成し、どのデザインを採用するかの確認を行います。
そして複数の候補の中からAというデザインに決まったあと、必要なバナーサイズ数をリサイズして作成していきます。
このときにかかるリサイズの値段は、1サイズあたりいくら、3サイズまでならいくら、といった具合に決められていることがほとんどです。

5:バナー広告のメリット・デメリット

バナー広告についてわかってきたところで、具体的なメリット・デメリットを解説します。
バナー広告は冒頭で少し説明したように、検索していないユーザーにも広告を表示できるというメリットもありますが、反対にデメリットもいくつかあります。

メリット

■ビジュアルで訴求できるため、文章と比べるとより目立たせることができる。また表示されるだけでも宣伝効果がある。

■検索広告と違って、検索していないユーザーに対しても広告を見せることができる。

■予算や達成したい目的に合わせて広告を出すことができる。(課金型をIMP保証型、クリック保証型、成果保証型など予算や目的に合わせて選ぶことができる。)

■性別や興味関心などの細かいターゲティングが可能で、どんな人に見せたいか絞り込むことができる。

デメリット

■様々なサイトに表示されるため、出したい・出したくないサイトがあるときはきちんと設定する必要がある。
(表示されるサイトによっては、企業イメージを悪くしてしまう可能性がある)

■検索していなくても表示されるため、誤って広告をクリックしてしまったユーザーやそれほど興味がないユーザーなど、最終的な成果につながりにくいクリックが発生しやすい。

これらのメリット・デメリットを把握し、自社に合った効果的な運用を目指しましょう。

6:良いバナーの作り方

ここでは良いバナーを作るための基本的な項目を挙げていきます。

言いたいことをきちんと表現・強調できているか

まずは自社の強み、商品やサービスの良さを整理したうえで、一番何を伝えたいかを考えなければなりません。
あれも伝えたいこれも伝えたい…という気持ちはよくわかりますが、ユーザーが広告を見るのはほんのわずかな時間です。
パッと見てすぐに言いたいことがわかるのが理想的なバナーです。
ここがきちんとわかってくると、競合と差別化できるところはどこか?といったさらに次のアイデアも浮かびやすくなります。

バナーの作り方の例1

文字数が適正か

前述の説明ともつながる要素です。あれもこれも…と文字をいっぱい詰め込みすぎてしまうと、せっかくのバナー広告の良さを発揮できません。
言いたいことは絞って端的にわかりやすく表現し、より伝わる工夫としてイメージ画像などを使用しましょう。

バナーの作り方の例2

文字が読みやすいか(可読性が高い)

これは文字サイズや配色によって、見やすいバナーと見にくいバナーができてしまうという例です。
このようにテキスト広告にはないバナー広告ならではの注意事項がいくつかあります。

バナーの作り方の例3

画像が見やすいか

解像度が低く、画像がぼやけてしまってはせっかくのバナーが台無しに。
こんな時はほかの画像を用意する、または無理に拡大せずにデザインを組みなおすことで見栄えを良くしましょう。

バナーとランディングページのイメージが合っているか

バナーとランディングページが関係あるの?と思うかもしれません。
極端な例をあげると、女性向け化粧品かと思って広告をクリックしたらメンズコスメ専用の通販サイトだった、としたらせっかくユーザーが訪れたとしても、「メンズ用なの?なら私は使えないな」とサイトから離脱してしまい効果につながりません。
バナーとランディングページの中身が大きく違ってしまうと、例のように本来なら男性に訪れてほしいのに、女性向けだと勘違いした女性ばかり訪れて離脱してしまうという非常にもったいない広告になってしまいます。
適したイメージを使うように気を付けましょう。

この基本的なルールを守るだけで、バナーのもたらす効果は大きく変わります。
特に、バナー広告はそのビジュアルや訴求内容が成果に直結するため、バナーそのもののクオリティーはきちんと確認しましょう。

7:バナーの理想的な検証方法

バナーの理想的な検証方法にはABテストという方法があります。
具体的には、AというバナーとBというバナーを同時に配信して、どちらがより反応が良いか、成果につながっているかを数値化するという方法です。

このとき、一番やってはいけない比べ方をまずはご紹介します。

バナーの作り方の例4

このように、複数の要素を同時に比べてしまうと、いったいどの要素が良くてどの要素が悪いのかがわからなくなってしまいます。
今回のように、キャッチコピー・画像・色の3つの要素を検証したい場合は、このようにテストを行いましょう。

理想的なABテスト

キャッチコピーのみを比べる。

バナーの作り方の例5

画像のみを比べる。

バナーの作り方の例6

色のみを比べる。

バナーの作り方の例7

1度に比べるのは1要素だけにするのがポイントです。
こうして、より反応が良いバナーを知り、良かった要素同士を組み合わせたバナーを2パターン作りまたABテストをする…といったトーナメント方式でどんどん良いバナーの要素をかけあわせていくのがABテストです。

上記のように注意すべき点はありますが、時間をかけて少しずつ広告を改善することが成果につながります。
ベストな状態が見つかるまで根気強くテストを積み重ねていきましょう。

8:最新トレンド

最後に、バナー広告の最新トレンドをご紹介します。
バナー広告が誕生してから今日まで、バナー広告での表現の幅はどんどん広がっています。
直近の傾向としては大きく2つあります。

1つめは静止画よりも少し動きのあるものや動画を使ったものが目を引きやすいという傾向です。
いま、静止画は多くのバナー広告で使われています。
競争が多いそれらの中でもより目立たせたいというニーズに合わせて、最近では簡単なアニメーションのようなバナーや、動画そのものを見せてしまうようなバナー、クリックしようとするとページがめくれて違う内容を見られるバナーなど、リッチバナーと呼ばれるバナーが少しずつ増えています。
実際に静止画と比べるとこれらのリッチバナーの成果が良い傾向にあるそうです。

2つめはレスポンシブ広告やネイティブ広告といった、広告らしくない表示や表現の広告の成果が上がりやすいという傾向です。
これらの広告の特徴は、いかにも広告!という形で表示してきた従来のバナー広告とは異なり、サイトの他のコンテンツに挟みこんで表示をしていて、見出しの文章も広告らしさを感じさせない自然な文章なのが特徴です。
みなさんの中にも、広告がごちゃごちゃしていて嫌だな、と思ったことのある人がいるのではないでしょうか?
こうした最近のユーザー心理にあわせて登場したのがレスポンシブ広告やネイティブ広告です。

この2つのトレンドを押さえておけば、どんなバナー広告の運用をしようか…と考えるときの選択肢が広がり、より高い成果を上げることができるかもしれません。
バナーの基本や歴史とともに、バナーのこれからのトレンドにもアンテナを張って、その時々に合ったより効果的な方法を選択しましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

【プライムナンバーズ株式会社/コンサルタント 兼 デザイナー】
大手婦人靴メーカーでプロダクトデザインを担当した後、プライムナンバーズへ入社。
現在は運用型広告のコンサルタントとデザイナーを兼任する傍ら、Digimasの運営を行っている。趣味は大型二輪。愛車は「HONDA VFR800F」